Safety and Efficacy of Intravenous Golimumab in Patients With Active Psoriatic Arthritis Results Through Week Twenty-Four of the GO-VIBRANT Study
Arthur Kavanaugh,1 M. Elaine Husni,2 Diane D. Harrison,3 Lilianne Kim,3 Kim Hung Lo,3 Jocelyn H. Leu,3 and Elizabeth C. Hsia
背景
- PsAは末梢性関節炎、体軸性関節炎、腱付着部炎、指趾炎、皮膚、爪を病変とする疾患である
- TNF阻害薬は中等度以上のPsAに対して、臨床症状・画像所見・QOLを改善する薬剤である
- ガイドラインでも、既存の治療(DMARDs, NSAIDs)に抵抗性の場合には、TNF阻害剤を含む生物学的製剤が推奨されている
- GO-REVEAL trialは、PsA患者において、GOL s.c.がplaceboと比較して優れていることを示した
- しかしながら、the Multinational Assessment of Psoriasis and Psoriatic Arthritis Survey では、生物学的製剤を使用している26%の人が不安、自己注射に対して不便を感じていることがわかった
- 投与回数や投与方法などは患者と医療者で意思決定を行うのに非常に重要な要素である
- The GO-VIBRANT study では、活動性PsA患者におけるGOL点滴投与の有効性と安全性を調べている
- 今回は24週間時点における結果を報告する
方法
- phase3、多施設、ランダム化プラセボ比較試験
- 対象
- 18歳以上
- 6ヶ月以上前にPsAと診断されている
- DMARDs 3ヶ月以上 and/or NSAIDs 4週間以上使用しても活動性あり
- 腫脹関節数 ≧ 5/66
- 圧痛関節数 ≧ 5/68
- CRP 以下 0.6mg/dl
- MTXは4週間以上変更なし
- PSLは10mg以下なら継続可
- 除外
- 以前に生物学的製剤使用歴あり
- 割付
- 1:1=placebo:GOL 2mg/kg(week0, 4, その後8週ごと)
- 16週時点で腫脹関節数・圧痛関節数の改善が5%以下の場合には、以下のレスキューあり
- PSL増量 or 開始(ただし10mg以下)
- MTX増量 or 開始(ただし25mg/w以下)
- NSAIDs増量 or 開始
- SASP開始(ただし3g/day以下)
- HCQ開始(ただし400mg/day以下)
- LEF開始(ただし20mg/day以下)
結果
- baseline characteristics(table1)
- 両群で特に差なし
- 男性:52%
- 平気年齢:46歳
- 罹患年数:5.8年
- MTX使用:70%
- 少量PSL:27.7%
- NSAIDs:70.8%
- 有効性(table2, figure3)
- 14週時点でのACR20達成率
- GOL群 vs. placebo群 = 75.1% vs. 21.8%
- p<0.001
- 14週時点でのACR50達成率
- GOL群 vs. placebo群 = 43.6% vs. 6.3%
- p<0.001
- 14週時点でのPASI75
- GOL群 vs. placebo群 = 59.2% vs. 13.6%
- p<0.001
- 14週時点でのΔHAQ-DI
- GOL群 vs. placebo群 = -0.60 vs. -0.12%
- p<0.001
- GOL群の方が関節破壊進行も緩徐(figure2)
- 24週時点でのPsA-modifued SHS
- GOL群 vs. placebo群 = -0.4 vs. 2.0
- p<0.001
- GOLの有効性は2週間時点ですでに有意差あり、24週時点まで維持
- 腱付着部炎スコア、指趾炎スコアもGOL群のほうが優れていた
- 安全性
- 特に両群で差なし
- 血中濃度
- 平均トラフ値は12週間時点で安定し、20週まで維持していた
- baselineでのMTXの使用の有無は影響なし
- 20週時点で、44例(19.5%)で抗GOL抗体あり
- そのうち16例が中和抗体
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