- これまでinjury-induced間葉系細胞は、歴史的にactivated-fibroblastsもしくはmyofibroblastsと呼ばれていて、それらは平滑筋にも発現しているαSMAを発現しているのが特徴的と当初は言われていた。
- しかしながら、その後の研究により、αSMA陽性myofibroblastsはactivating fibroblastsの一部であることがわかってきた。
- それにもかかわらず、αSMA以上に特異的なマーカーが見つからないため、αSMAがinjury siteにおける活性化した間葉系細胞を特定するためのマーカーとして頻用されている。
- myofibroblastsのprogenitorの候補としてこれまで報告されているもの
- 上皮細胞
- 血管内皮細胞
- circulating BM-derived fibrocytes
- tissue-resident fibroblasts
- 血管と関連した間葉系細胞(pericytes, adventitial cells, 間葉系幹細胞: MSC)(下の図)
- 異なる臓器に存在するinjury-activated, matrix producing cellsの多くは、tissue-resident mesenchymal cellsのなかの特異的なサブセットから主に発生していて、それらは血管の近くに存在していることが示唆される。
- マウスモデルの遺伝子研究によりから得られた、myofibroblasts phenotypeへ分化していく細胞系をより正確に特定するためのマーカーは、以下の通り
- 今後は、これを受けて新規治療薬の開発のヒントや、mesenchymal cellsの機能の多様性に関するさらなる疑問が解明されることが期待される。
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