BMJ 2016;354:i4205 | doi: 10.1136/bmj.i4205
方法
- 24ヶ月間、open-label
- ノルウェイの11施設で実施
- 対象
- 18-75歳
- 2010ACR-EULAR RA分類基準を満たす
- DMARD naive
- 発症から2年以内
- US tight control群(US群)、conventional tight control群(コントロール群)にランダムに割付
- 0, 1, 2, 3, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 20, 24ヶ月時点で評価
- US群は毎回エコーを使用し、32関節を評価
- 患者、治療を行う医師は、エコーの結果を知ることができる
- コントロール群は1年おきにUSで評価
- しかし、患者、治療を行う医師は、エコーの結果を知らされない
- 治療目標
- US群:臨床的寛解(DAS44 < 1.6)、画像的寛解(PD陽性の関節なし)
- コントロール群:臨床的寛解(DAS44 < 1.6)
- 治療regimen(以下)
- primary endpoint
- 16ヶ月時点と24ヶ月時点で、臨床的寛解を達成、腫脹関節なし、画像的に関節破壊進行がない(ΔvdHSS < 0.5)割合
結果
- 以下の通り実施
- baseline characteristics(table1)
primary endpointを達成した割合(table2)
- 両群で有意差なし
- US群:22% vs. コントロール群:19%
- 95% CI −7.1% - 13.7%
secondary endpoint(table2)
- 疾患活動性、身体機能、関節破壊はいずれも両群で同等
- US群のほうが、最終評価時点での生物学的製剤使用率は高く(29% vs. 17%)、MTX単剤で治療している割合は低い(53% vs. 71%)
- 治療強化の回数、関節内ステロイド注射の回数は、US群のほうが多い
- US群:治療強化 167、関節内ステロイド注射 770
- コントロール群:治療強化 124、関節内ステロイド注射 548
- 重度有害事象の割合も同等(US群:5% vs. コントロール群6%)
0 件のコメント:
コメントを投稿