Alpizar-Rodriguez D, et al. Ann Rheum Dis 2019;78:590–593. doi:10.1136/annrheumdis-2018-214514
<背景&目的>
- Prevotella copriは、RA発症早期の患者の腸内細菌で増加しており、免疫学的反応を惹起することでRA発症に関与していることが想定されている
- RA特異的な自己抗原とPrevotella copri由来の蛋白のアミノ酸配列が類似していることは報告されているが、詳細な機序はわかっていない
- RA患者の腸内細菌における Prevotella spp. とRA発症リスクを調べる
<方法>
- 以下に集団を群わけ
- FDR control:無症状かつ自己抗体陰性の、RA患者の第一度近親者(first-degree relatives, FDRs)
- pre-clinical RA:ACPA陽性もしくはRF陽性 and/or RAを示唆する症状
- 便から腸内細菌を採取
<結果>
- 133人から採取
- FDR control:50人
- pre-clinical RA:83人
- pre-clinical RAで、有意に Prevotellaceaeが増加
- linear discriminant analysis (LDA) effect size (LEfSe):異なる種のうち、どの種が有意に多いか比較するアルゴリズム
- Figure 1:そのアルゴリズムを用いると、LDA score > 2かつ p< 0.05で、pre-clinical RA群に有意にPrevotellaceaeが多い
- Figure 2:限られた人ではなく、pre-clinical RAの多くの人がPrevotella sppが有意に多かったとしての個々の人を見ても、(特にPrevotella spp, p=0.04)
- Supplementary Tableによると、特にRF陽性の人で、Prevotella sppが多かった
- 特にP. copriが多い
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